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2007/06/11(月) 08:59 イタリア
ベネチアとベネチア国際映画祭/ベネチア・イタリア

カンヌ、ベルリンと並ぶ、世界三大映画祭の一つが、
この「ベネチア国際映画祭」だ。
今年は8月29日〜9月8日まで開催。
映画祭としては世界で最も歴史が古く、
1932年に開始。

ベネチアを観光都市にする目的で始めたものだったが、
途中からムッソリーニ(←大の映画好き)の独断と偏見で
受賞作品を変更するなど、政治的な介入が目立ち、華やかさが失墜。
当時の最高賞がムッソリーニ賞であったこともあり、
戦争などの歴史的背景から、参加作品が激減してしまう。

それでもベネチアの人々は地味ながらも伝統を受け継ぎ、
3大映画祭と呼ばれる今に至っている。




この映画祭で最初に上映されたのは
「ジキル博士とハイド氏」(ルーベン・マムリ−アン監督)。
日本作品がお目見えしたのは
1938年
「五人の斥候兵」(田坂具隆監督)である。
そして1950年には黒澤明監督で
「羅生門」が、なんとグランプリを獲得。
これが国際映画祭進出への、日本映画の足がかりを掴んだことは
いうまでもない。

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世界遺産であるベネチアから船で15分ほどのリド島が
実際の映画祭の会場である。「ベニスに死す」の舞台ともなった島。
海に囲まれながらもビーチや砂浜のないベネチアにとって
このリド島は、格好のリゾート地でもある。
そのため、島全体が大きな歓楽街。

ベネチアで世界遺産を堪能したあと、
映画祭で盛り上がる島へと渡り
リゾートを味わうのも、なかなか風情がありそうだ。
もちろん、多くのスターも訪れるので
ちょっとした映画のワンシーンのような風景も見られるかもしれない。

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2007/05/31(木) 10:00 イタリア
シエナのバリオ/イタリア・シエナ
イタリア中部・トスカーナ地方にあるシエナ。
12世紀から16世紀にかけて築かれたゴシック様式の
美しい建物が並ぶ街だ。

シエナは「コントラーダ」と呼ばれる17の地区に分けられ、
これをシエナ歴史地区と呼び、世界文化遺産に登録されている。
ここで850年以上もの伝統を誇るバリオ、という祭りがある。
地区対抗で競う競馬のことだ。

1Lugl0404.jpg


石畳の上に砂を撒き、狭い通りを猛スピードで馬が駆け抜けていく。
半径30Mほどのこの広場は世界一美しいといわれる
「カンポ広場」。
そこへひしめくほどの人々が集まり、馬が走る。
もちろんスリップしたり、
壁に激突するなどのアクシデントも発生するため、
危険ではあるけど、町の人々は他の地区に勝ちたい一心。
これが一致団結を生み出し、
それぞれのコントラーダが、強い絆で結ばれていくのだ。


siena24.jpg


世界遺産へ行くのでも、同じ交通費がかかるのなら、
その町特有のイベントがある時期に行くと
お得な気分だと思う。
このバリオは、聖母マリアがシエナに現れた7月2日、
天に帰った8月16日の2回に開催。

私が行ったときは、まったく普通の日であった。
そのため、静かに佇んでいる古い建物や
教会、ひっそりとした路地のイメージしかない。
それはそれで味わい深いものだが、
こんなにも熱狂的な街に、表情が一変するとは思いもよらなかった。
世界遺産のもうひとつの楽しみかたである。

世界遺産とイベントのコラボ、まだまだ続きます。

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2006/10/17(火) 13:00 イタリア
名画を訪ねてシスティナ礼拝堂/バチカン・イタリア
バチカン宮殿内に建てられた礼拝堂。
1473年に建てられたものだが、
なんと言ってもここでの見応えは
ミケランジェロに尽きる。

ミケランジェロが5年の歳月をかけて
完成させた天上画は他では類を見ないほどの
壮麗で圧倒的な存在感を誇っていると思う。

7階建てのビルに相当するほどの高さを持つ礼拝堂であり、
とにかく、高い!
これでは天上画の細部などなかなか捉えることもできないので
ちょっと不完全燃焼でもある。

sistine24.jpg


全39枚の絵からなるこの天井画は
どこかで目にしたことのある絵画もあるはずだ。

adam12.jpg


代表的とも言える「アダムの創造」。
今まさにアダムが神から生命を宿される瞬間である。


0-Ceil.jpg


ほとんどの作品をミケランジェロ1人で描いたと言われ、
堂内で足場を組みながら黙々と作業していたようである。
(当然、体勢を横にしたりギリギリまで手を伸ばしたり、
顔に絵の具を浴びながらの作業であった)
しかも自分は彫刻家であるとして、
渋々と筆を進めたのにも関わらず、この大作ぶり。
やはり、できる人はなんでも出来ちゃうんだな。


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400人ほども登場する「最後の審判」。
ミケランジェロによって
「アダムの創造」から「最後の審判」まで
一大創世記を目にすることが出来るわけだ。


館内は撮影禁止でもあるため、とにかくここでは
絵葉書や画集をアップしてみてもらうしかないのだけど、
その方が細部がわかって良いかもしれません。
しかし、醍醐味は現地での方が当然◎。

共にある「バチカン美術館」にも
ラファエロやダヴィンチなど見逃せない作品が
たくさん収蔵されている。

バチカン半日観光では、全く時間が足りないと思うので、
行くなら余裕を持って。


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2006/10/14(土) 15:45 イタリア
名画をたずねてウフィッツィ美術館/フィレンツェ・イタリア
世界5大美術館の1つ「ウフィッツィ美術館」。
ここでルネッサンスを代表する
画家・ボッティチェリの名画
「ヴィーナスの誕生」と「春(プリマべーラ)」
を見ることが出来る。

神話をテーマにした作品が多いボッティチェリだが、
特に代表作といわれるこの2作品。
同じ女神・ヴィーナスをモチーフに描かれている。


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海の泡から誕生したヴィーナスが、
西風の神・ゼフュロスに吹かれて
波の上をゆっくりと運ばれている。
花の女神・フローラも花を撒きながら称えている。
季節の女神・ホーラがビーナスの衣装をはためかせて
迎えている光景。

優美で端整なヴィーナスの裸身。
これは「天上のヴィーナス」と呼ばれている。

物悲しげな表情は生まれた時に
世の儚さを憂いてのこと。
赤ん坊が生まれた時もそういえば泣くよな、とふと思った。


prima-l75.jpg


こちら「春(プリマベーラ)」に描かれている
ヴィーナスは「世俗のヴィーナス」と呼ばれ
衣装を身にまとっている。

左から、頭上の霧や雲を杖で払っているヘルメス、
三美神、ビーナス。右に春の女神・プリマベーラ、
先程も登場したフローラと、ゼフュロス。

目隠しをされたキューピッドが頭上でヘルメスを狙っている。
愛は盲目であることの象徴のようだ。

ここはビーナスの王国であり
かかれている草花は実際に
フィレンツェに自生している植物。
その写実性も見事。

ヴィーナスの誕生同様に、しなやかで端整なラインと
どこか憂いを秘めた女性たち。
キューピッドを頂点に三角形のような構図も
なんとなく心地が良い。

この「春(プリマベーラ)」は解読も諸説あり
かなり難解といわれている。
あなたならどう感じるだろうか。


ウフィッツィ美術館:
予約
TEL.055-294883
Firenze Musei
(フィレンツェ・ムゼイ)
8:30-18:30(月-金)
8:30-12:30(土)
入館料金:€ 6.5(特別展示がある時は+€ 3)
予約料金:€ 3



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